りんごのお酒

お客様にとって初のシードル販売という特別な機会であり、弊社にとっても初のりんごとお酒のデザインの機会でもありました。

りんごの栽培からシードルの醸造まで、長い時間と情熱を注いで来られ、特に商品名は、りんごの収穫時を伝統的な七十二候（1年を72の時候に分割したもの）に合わせて用いていて、この独特な世界観をどう表現しようかと意見とデザインを擦り合わせる日々が続きました。

季節や風土、りんごの収穫時期を織り交ぜた独自性のあるラベルに仕上がったと思います。
今年、来年と続く七十二候の今後のラベル展開も楽しみにしていてください。

ラベル：
・KOUGANKITARU 鴻雁来・
テーマ→ 移動、自由。デザイン要素→ 秋の空を鴻雁が飛ぶイメージを表現。風景や移動の感覚を取り入れ、自由で開放的な雰囲気を醸し出すため、ラベル全体に柔らかい色調を使用。

・TSUBAKIHAJIMETEHIRAKU 山茶始開・
テーマ→ 冬の始め、山茶開き。デザイン要素 → 山茶花が咲き始めるイメージを描く。本格的な冬の前に降る儚く解ける雪が山茶花にかぶった様子をデザイに採用。華やかな雰囲気を持たせるため明度の高い色彩を使用して、冬の訪れを表現。

パンフレット：
限りなく無駄を削ぎ落とした仕上がりを目指しました。
120x120mm | 上質紙135kg | 4ページデザイン

雑誌広告バナー：
ゴクッと飲みたくなるシズル感とラベルの特徴を前面に押し出し、限られたスペースで記憶に残る広告バナーを目指しました。